二次う蝕(二次カリエス)って?!
お口の中にかぶせものや詰め物がある方はいらっしゃいますか?
詰め物がしてあって治療済の虫歯なのに詰め物のまわりが黒くなっていたり、痛みがあったりする経験がある人は少なくないのではないでしょうか?
実は大人の虫歯の原因には二次う蝕というものがあります。
二次う蝕とは
詰め物がしてある歯や、かぶせものがしてある歯の境目から虫歯菌が入り込むことで中を虫歯にしてしまうことです。詰め物はご自身の歯ではないので、細かく見ていくとどうしても歯と詰め物の間に段差ができます。その段差の部分に汚れがたまりやすいのです!!
詰め物の隙間から虫歯になることも
また、治療してから何年かたつと、詰め物自体が劣化し、詰め物が収縮し隙間ができることもあります。
その時点で気づけば、もう一度削って詰めなおす治療ができますが、なかなか気づく人は少ないと思います。
特に、神経を抜いた歯がかぶせものの下から虫歯になると痛みがでないので、虫歯と気づいた時には、虫歯が進行し、最悪抜糸になる場合もあります。また、詰め物を詰めた歯が虫歯になると治療した時点で前回削っているわけですので、虫歯の部分を削るとさらに大きく削ることになります。
そのため、神経がでてきてしまい神経の治療をしなければならなくなったりすることがあります。
二次う蝕にしないために
では二次う蝕にしないためにはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
1.しっかりとしたブラッシング
予防するにはまず、しっかりブラッシングを行うことです。
当然磨き残しがあればそこから虫歯になってしまいます。できるだけ1日3回しっかりと歯磨きするようにしましょう!特に寝る前は忘れずに行いましょう!
2.お口の中を観察
鏡を見ながらお口の中を観察することも大切です!かぶせものに段差やすきまがないか、詰め物の周りが黒くなっていないかなどみてみましょう。
3.歯科医院での定期健診
定期健診でプロの目からもみてもらいましょう。見えづらい部位に虫歯がかくれていることがあります。
みなさんのお口の中はみなさん自身で虫歯から守りましょう。